性能がいい機材が、必ずしも“いい写真”につながらないという話

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カメラやレンズを選ぶとき、「スペック」を基準にすることが多いと思います。

画素数、センサーサイズ、F値など、数値がいいほど、いい写真が撮れそうな気がする。せっかく買うならいいものを。気持ちはすごくわかります。

私自身も少し前までそう思ってました。

けれど最近、特に子供が生まれてからは、今のライフスタイルに無理なくフィットする機材こそが、結果的にいちばん多く、いちばん良い写真を残してくれると実感するようになりました。

この記事では、カメラ、レンズなどの機材選びについて、今感じていることを書いてみようと思います。

目次

わかりやすい「スペック」と比較できる安心感

カメラにはセンサーサイズや画素数、レンズには焦点距離やF値など様々なスペックがあります。

この「スペック」はおおよそ各社同じ指標で書いてくれており、定量化されているため、どの機材の性能が高いのかがわかりやすい。

機材が高価であるほど、「失敗したくない」「損をしたくない」という気持ちは強くなります。そのためスペックを比較し、性能の高さを“安心材料”として選択してしまいがちです。

スペックが高い機材が自分に合っているかは別の話

機材購入前のスペックの比較は悪いことではないです。むしろ比較した方がいいと思います。

ただ、スペックだけにとらわれると失敗するかもしれません。

以下、私の失敗談です。

スペックとレビューの高さで選んだ大三元レンズ

2019年の年末、私は広角大三元レンズである、SIGMA 14-24mm F2.8を買いました。

  • 大三元レンズ(F2.8通しレンズ)への憧れ
  • その頃ハマっていたキャンプにて、星空を撮りたいと思った
  • スペックもレビューでの評価も高かった

いろいろと理由をつけて、さらにちょうどボーナスが出たこともあり、高額なレンズを震える手でポチりました。

気分が上がるかっこいい見た目

あんなにワクワクしたレンズも防湿庫で眠ることに

買ったレンズはもちろん素晴らしい写り。キャンプに行く際はもちろん、登山や旅行にも持ってきました。ただ、それは買った当初だけ。

次第に持ち出さなくなり、1年経った頃にはほぼ防湿庫で留守番する存在に。

レンズの構造上、取り扱いに気を使うこと。あと今まで使っていたレンズより少し大きくて重かった。あと、そんな頻繁にキャンプに行けなくなったというのが主な理由です。

多少使いにくさがあったとしても、いいレンズなんだから関係ないと思いたかったんですが、撮りたい欲より持ち出すの手間だな…という思いが勝ることが多くなっていきました。

いくらスペックがいい機材を買ったところで、使わなければいい写真どころか、そもそも写真も撮れない。

写りはいいけど使わなければ意味はない

機材を変えたら、写真との距離が近づいた

スペックは下がった。でも撮る回数は増えた

あまりに使わないのでSIGMA 14-24 F2.8を下取りに出し、2025年にLUMIX 16-35 F4.0へ買い替えました。

F2.8からF4、大三元から小三元へ。焦点距離も、広角側の数字だけ見れば控えめに。

それでも機材を変えてから明らかに広角レンズで写真を撮る回数が増えました。

機材に「気を使わなくていい」という価値

LUMIX 16-35mm F4.0に変えて写真を撮る回数が増えた理由は以下の2点。

  • レンズへの傷つけるという心配が減った(保護フィルターがつけられる)
  • 腕の負担が減った(重量が軽くなった、カメラの重量バランスがよくなった)

こうした要素は、スペック表では見えづらい部分です。

けれど、カメラを持ち出す際の気持ちや撮影時の気分には確実に影響します。

ずっと変わらず使っているレンズ

SIGMA fpとそのキットレンズ 45mm F2.8 Contemporary

SIGMA fpとfpのキットレンズであったSIGMA 45mm F2.8 Contemporary。

このカメラとレンズだけは、今も変わらずよく使っています。他にも機材は持っていますが、結局1番使っているは組み合わせです。

カメラは無骨な見た目で小さくて軽い。レンズは45mmという絶妙な焦点距離で、見た目はシンプル。

このセットはフルサイズ機にありがちな威圧感もなく使いやすい。子ども一緒に外に出たときもカメラを持つのが苦じゃない。

このレンズキットで1つの完成形だと感じます。

スペック表では測れない、持ち出したくなる・使いたくなる理由です。

ほれぼれする佇まい

今のライフスタイルに合う機材が、いちばんいい

性能が高い機材は、間違いなく素晴らしい。でも、それが自分にとっての正解とは限りません。

  • 撮りたいと思ったときに持ち出せるか
  • 余計なストレスはないか
  • 手に取った時自分の気分が上がるか

年齢を重ね、ライフステージが変わると、今持っているものが合わなくなってくる。そんな時、こういった軸で機材を選べると幸せになれると思っています。

これはカメラに限らず、仕事道具やファッションなど、何にでも当てはまることだと思います。

使いやすいことと気分が上がることの両立が意外とむずかしいので、色々と欲しくなってしまうんですが…

写真と近づける道具を選ぶ

カメラなどの機材は価格が高い分、スペック表などわかりやすい数値で比較し、手に取るものを選びがちですが、いい機材とは性能が高いものではなく、自分の生活の中で自然に使えるものだと思います。

あまり急がず、買ったあとの使いかたも含めてゆっくり考えられると、後悔しない機材選びができると思います。

この考え方が、機材選びで悩む誰かの参考になれば嬉しいです。

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この記事を書いた人

カメラ・写真好きのサラリーマン
カメラ歴は10年ほどですが上手くはないです。

気になったこと、調べたことを備忘録の意味も込めてブログにまとめつつ、カメラ・写真の楽しさを伝えることができればと思います。

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