子育てとカメラ|写真とふれあいのバランスについて

先日、わが家に赤ちゃんが誕生しました。
かわいい瞬間を写真に残しておこうと、カメラを手に伸びることも多いのですが、実際のところ毎日が初めての連続で、慣れない子育てに四苦八苦。なかなか落ち着いて写真を撮る時間がありません。
わが子はまだ新生児期でまだまだ子育て経験は浅いですが、そんな中で「無理に写真を残そうと思わなくてもいいかな」と感じることが増えてきました。
この記事では、 “子どもの写真を撮ること” と “子どもとふれあう時間” のちょうどいいバランスについてまとめました。
写真好きで子どもの写真を撮りすぎてしまう方、まだまだ新米パパですが参考にしていただければ幸いです。
無理に写真として残さなくてもいいと感じたわけ
子どもの表情や動きは読めない

驚いた顔、眠そうな顔、ぐずった顔、ふと見せてくれる笑顔。突然バタバタさせる手足。
表情も行動もコロコロと変わり、今の表情かわいい!と思った頃には次の表情に変わっていることも多いです。
いつその表情を見せてくれるかわからないので写真ではなかなか難しい。動画だとずっとカメラ越しにわが子を見ることになる。だったら自分の目で見て記憶に残せばいい。
いい表情や突飛な行動は撮れればラッキーくらいの気持ちで写真を撮るくらいで十分。
写真を撮ろうと集中すると撮影者になってしまう

カメラを持つとついつい「いい写真」を撮りたいという気持ちが入ってしまう。
カメラの液晶を見つつ、もう少し露出が…構図が…と考えている時間はわが子ではなくカメラと向き合っている時間。これでは親ではなく撮影者です。
妻と一緒にわが子を見て、表情の変化に思わず二人でクスッと笑ってしまう。そんな親としての時間のほうがずっと大事。
子育て中はまとまった時間が取れない

私は写真はできればraw形式で残したいと思っています。ただ、撮った写真をraw現像しようと思うと泣き出してしまう、落ち着いたと思えば「ブリブリ」という音が聞こえおむつ替え、その後は沐浴に寝かしつけ…とまとまった時間が取れない。
時間が取れたとしても眠たい、寝たい。そんな気持ちが優先されて、raw現像がわずらしい。
そんな状態で無理に撮影しようとすると逆にストレスになることも。rawは余裕があるときだけ、普段はやっぱりスマホが便利。
子どもの成長スピードは早い

抱っこするたびに徐々に大きく、重くなっていることを感じます。当たり前ですが、抱っこできる時期は短く、今しか感じることができない感覚です。
今しか撮れない写真も撮りたい…と思うこともありますが、なかなか泣き止んでくれず腕の中でバタバタする感覚は写真では残せないもの。写真ばかりに集中しすぎるのはもったいない。
とはいえ、記録も大切

人間は忘れる生き物で、なんでもかんでも覚えてられるわけではないです。思い出として写真や動画を残すことも大切であり「撮っておいてよかった」と思う瞬間は必ずあります。
出産に立ち会い、生まれたすぐの姿や泣き声を写真と動画で撮りましたが、今の時点ですでに撮っておいてよかったと思っています。
また、私も妻も実家を離れていますので、親戚に子どもの成長を伝える手段としてはかかせません。
写真好きとして考える”ちょうどいい写真の撮り方”
私の思う、子どもとうまく向き合いつつ、ほどよく写真を撮るためのいいバランス。
- 写真は数枚だけ撮って、カメラを置く
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子育て中の写真は見せる写真ではなく、残す写真であることは忘れない。ただイベント事など、ここぞというときはこだわる。
- 多少ブレても、構図が甘くても気にしない
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すこし不格好な写真の方が記憶に残っていたりするので気にしない。
- レタッチはできる範囲で
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時間がなければ撮って出しでいいし、スマホのカメラでもいい。むしろスマホのほうがすぐに写真を共有できるので、記録としの写真としては優秀。
時間が取れないからこそバランスが大事
子育て中は想像していたよりもずっと時間が取れませんでした。でも、わが子の今の姿も写真で残しておきたい。
普段からカメラを手にして写真を撮っていると、ついつい撮る写真すべてにこだわりたくなるものです。ただ、撮影者の前に親であることを忘れず、子どもの成長を見守りつつ、適度に写真を楽しもうと思った今日このごろ。
私自身こだわりすぎるところがあるため、私も含めて今感じていることを忘れないための備忘録でした。
\思い出の写真を洗練された「本」のようなフォトブックに/

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